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<スナップショット>8日は二十四節気の寒露 田人では丹波栗の収穫が最盛期
8日は二十四節気の「寒露」で、朝晩の冷え込みが強まるなど秋が深まり、草花におりる露が冷たく感じられるころとされる。
実りの秋を実感する季節になり、田人町南大平字銭口の栗農園「傅ファーム(小松傅オーナー)」では、大粒で甘く、香り高い丹波栗が収獲の最盛期を迎え、つややかでぷっくりとした実が来園者を喜ばせている。
農園は、首都圏でデザイナーをしていた小松さんが7年前にUターンして開業。2011(平成23)年の東日本大震災を機に、将来の帰郷を見据えて約1万平方mの農園に約500本の栗の木を植えて準備を進めてきた。
桃栗三年柿八年――。無農薬の栗の木は順調に生育したが、実が害虫被害を受けた。独学で対策を施し、5年ほど前から3種類の栗がたわわに実るようになった。
小松さんは「ゆでたり、栗ご飯で味わって」とPR。農園で1kg700円で販売している。田人町内の自然体験アクティビティ施設こびとの森などでも取り扱っている。
(写真:収穫した栗を持つ小松さん)