復興庁が実施している「浜通り復興リビングラボ~サイエンス×官民共創まちづくり~」実証事業の一環として、市は18、19の両日、道の駅「いわき・ら・ら・ミュウ」西側広場で、電動のキックボードと自転車を用いた運転体験会を行った。
都内などで民間利用が進む電動モビリティが、復興・再生に向けて歩みを進める被災地の生活環境の向上に役立つかどうかを検証する場で、本県最大規模の交流人口を誇る小名浜港1、2号ふ頭間の親水空間、「アクアマリンパーク」周辺での活用を想定している。
周辺エリアがいわきFCの新スタジアムの整備地として候補に挙がっているほか、三崎公園も民間の収益を公園の整備に充てる「Park(パーク)-PFI」(公募管理制度)の導入が検討されるなど、今後、大きな環境変化が予想される。
実現した際は交流人口のさらなる増加も見込まれることから、今回は『新たな移動手段』として電動モビリティが有効かどうかを検討するために体験会を催し、実証事業協力会社の次世代モビリティ導入総合コンサルタント「マスヒロ」(本社・東京都渋谷区、増子博之代表取締役)の指導で、市民や行楽客が体験試乗した。
キックボードは運転免許が不要で最大時速20kmが出せるほか、公道走行も可能(歩道走行の際は速度規制がかかる)。体験者たちは予想以上の速度や扱いやすさに驚きながら、同所周辺での新たな移動手段としての可能性に目を向けていた。
(写真:電動モビリティの運転体験)
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小名浜港で電動モビリティの体験会 復興庁の事業 周辺エリア移動手段にも想定






