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小名浜港でサンマ初水揚げ 今年も秋の味覚が届く「刺し身、塩焼きで食べて」

 小名浜港で27日、今シーズン初めてサンマの水揚げが行われた。地元や北海道の漁船5隻が同日朝に入港し、三陸沖や常磐沖で取れた約11・5tがさっそく競りにかけられた。
 大きさは例年より1・5倍といい、価格は1kg当たり710~510円とやや高値で取り引きされた。昨年より9日早い初水揚げにハマは活気に満ちあふれ、競り落とされたサンマは27日午後までに市内の小売店や鮮魚店に並び、秋の味覚はさっそく市民の食卓に届いた。
 サンマは近年、記録的な不漁が続き、全国さんま棒受網漁業協同組合によると、昨年の小名浜港の漁獲量は前年比42%の119㌧にとどまった。燃料費の高騰もあり、漁場から遠い同港への水揚げになかなか至らないという。
 今年に関してはサンマ漁全体で好調な滑り出しだったため、「豊漁」と伝えられたが、9月以降は比較的低調に推移しており、価格も徐々に上がっている。
 ただ脂のりの良さは例年より良い点は変わらず、同港に初水揚げされたサンマも身がふっくらしていた。
 第83恵隆丸(北海道根室市、総トン数29t)は約3tを運び入れた。小名浜港への水揚げはおよそ10年ぶりで、24日から26日にかけて、宮城・金華山沖160kmや、福島・富岡沖100kmで取った。
 漁労長の長崎雅裕さん(63)は「刺し身でも塩焼きでもおいしく食べられる」と太鼓判を押す。一方で小名浜港から近い漁場の水温は20度と高めに推移しており、「正直どこで取れるか分からないところもあるが、今後サンマが増えてくれればまた水揚げしたい」と話していた。
 (写真:秋の味覚として小名浜港に初水揚げされたサンマ=27日朝)

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