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秋の叙勲 いわき市から10人が受章 元市歯科医師会長の飯塚さんは旭日双光章

 政府は3日付で、今年の秋の叙勲受章者を発表した。このうち、いわき市関係では旭日双光章に元市歯科医師会長の飯塚哲也さん(70)、瑞宝小綬章に元公立高校長の横山道夫さん(70)、瑞宝双光章に元市消防団長の恩田泰行さん(78)ら各界で顕著な活動や発展に努めるなど、功労のあった10人が栄誉を受けた。
 <歯周病のスペシャリストとして>
 飯塚さんは5人きょうだいの末っ子として小名浜に生まれ、磐城高から、歯科医師の道を歩んだ兄2人の背中を追って日本歯科大に進学。歯周病を専門に学び、卒業後は歯周病学講座に入り、歯周病科医局長を務めた。
 家族の勧めで帰郷し、1989(昭和64)年、泉玉露三丁目に「たまつゆ歯科医院」を開業。泉ケ丘ハイタウンを含め、新興住宅地として注目を集める地域の健康を支え、97(平成9)年から泉北小、99年からは玉露保育所の学校歯科医も務めるなど、『なくてはならない町の歯医者さん』として親しまれた。
 健康面の不安などから惜しまれながらも2024(令和6)年11月に閉業したが、「町医者として現場の仕事に携わり、住民の方々と触れ合うことができて幸せだった」と振り返る。一方、91年に市歯科医師会に入り、市民の健康増進のため、歯科医療の確保と公衆衛生の普及向上に尽力し、18~22年には2期4年会長職を務め上げた。
 今回の受章については「悲しいこと辛いことも経験したが、足りないところを一緒に机を並べた会の方々に支えていただいた。何より家族の協力に感謝したい」と語る。町医者は引退したが、歯周病のスペシャリストとして、今後は培ってきた経験や知見を地域に還元したい、と力を込めた。
 (写真:旭日双光章を受章した飯塚さん)

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