22日は二十四節気の一つ「冬至」。1年で最も日が短い日とされ、この日を境に日脚が伸び始める。寒い日が続くが、春に向かって1歩1歩近づいていくのかと思うと、少し気持ちが明るくなる▼とは言っても小寒、大寒を控え、寒さはこれからが本番。昨年は北日本から西日本の広い範囲で大雪が降り、各地に甚大な被害をもたらした。会津でも記録的な大雪に見舞われ、住民が一時的に学校などに避難することがあった。寒さ対策はもとより水道管や路面の凍結にも注意が必要だ▼インフルエンザの流行期を迎え、職場や学校ではうがい手洗い、マスクの着用が呼び掛けられている。空気が乾燥してくると、火事が心配。大分市では住宅170棟以上が焼ける火災が発生。復旧作業が続く中、仮設住宅といつもと違う生活のなかで年越しをする人が大勢いる▼災害で家族を亡くしたばかりか、家や家財を失った人たちが穏やかに、新しい年を迎えられることを心から願う。