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アンコウのラーメン人気 いわき市中央卸売市場に食堂復活 老舗割烹の思い継ぎ
鹿島町の市中央卸売市場に5日、「市場食堂一平 ―IPPEI MARKET STUDIO(イッペイ・マーケットスタジオ)―」がグランドオープンした。市場食堂は2011(平成23)年以来15年ぶりの復活で、小名浜の老舗料理店「割烹一平」の思いを引き継いで開業した。
割烹一平は1938(昭和13)年創業で、多くの人から親しまれていたが、東日本大震災・東京電力福島第一原発事故の影響もあってやむなく閉店。
一方で市場関係者が食堂復活を望む中で、割烹一平と縁のある給食事業に取り組む「テンミールIWAKI」が立ち上がり、新たな一歩を踏み出した。
いわき市の水産物ブランド・常磐ものの振興を兼ね、旬に合わせた期間限定として、割烹一平の名物料理・あんこう鍋を基にした「一平鮟鱇(あんこう)ラーメン」を提供する。
アンコウの肝を溶かしたスープに、身を唐揚げとしてトッピングするなど、うま味が存分に味わえるとあって、次々と注文が舞い込んでいた。
市中央卸売市場としての立地も活用し、昼時にはその日に競りにかけられた新鮮な魚や野菜、果物を使った「市場定食」も並ぶ。初日はナメタガレイの煮付けがメインを飾った。
テンミールIWAKIの興津雅輝さん(49)は「私たちのコンセプトは『いわきを盛り上げること』。テンミールIWAKIのテストキッチン兼セントラルキッチンも兼ね、ここからさまざまなものを生み出していきたい」と笑顔で語った。
営業日は木曜から土曜日、時間は午前8時~午後2時(今後拡大予定)。
(写真:初日からにぎわう「市場食堂一平」)