市役所本庁舎の掲示を普段から気にしているが、まさか身の回りで起きるかと思ったのが「北海道・三陸沖後発地震注意情報」についてだ。2022(令和4)年12月から運用が始まり、いわき市も対象であることは知っていたが、いざ発令されると身構えた▼昨年12月8日深夜に青森県東方沖でマグニチュード(M)7・5の地震が発生したことに関連し、地震の規模がより大きな「後発地震」が発生する可能性が相対的に高まったとして、初めて後発地震注意情報が出された。市は、▽すぐに避難できる体制での就寝▽非常持出品の常時携帯――などを呼びかけた▼しかし市がこの時に関してアンケートを取ったところ、回答者の56%が「災害への備えをしなかった」ことが判明。市は異常時に危険を無視・過小評価する「正常性バイアス」が働いたと分析する▼震災から間もなく15年。災害はいつやってくるか分からない。無駄足になる前提で、対応するのが一番だ。