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高2の64%が月に1冊も本を読まず いわき市 読書活動推進の新計画策定
市は子どもの読書活動に関する施策を取りまとめた「第五期いわき市子ども読書活動推進計画」を策定した。第四期計画が2025(令和7)年度で終期を迎えたためで、新たな計画は26年度からおおむね5か年で進める施策を示した。
この中では子どもが読書に親しむ機会の充実や、本を読むことへの理解をうながすことを盛り込んでいる。設定の背景には、成長によって『本離れ』する点が挙げられる。
昨年6月に市が0~5歳の子どもを持つ保護者にアンケートを実施したところ、どの年齢もおおむね9割が、「家庭で読み聞かせをすることがある」と答えた。
一方で、県教委と県高校司書研修会がそれぞれ24年に行った調査では、いわき市の子どもたちの不読率(1か月に1冊も本を読まなかった)の割合が中学を境に上昇し、県平均を上回っている。高校2年では64・1%で、県平均の46・9%から17・2ポイントもの開きがある。
中高生が1か月に1冊も本を読まなかった理由に関しては、勉強や塾、部活動で忙しいほか、スマートフォンやゲームの方が楽しいという意見もあった。市では年齢ごとの生活環境や興味・関心の変化が影響し、本に向き合う時間を確保しにくくなっていると分析する。
第五期計画にあたっては、未就学児の家庭における読み聞かせと、本を1か月に1冊以上読んだ児童・生徒の割合を増加させる目標を立てた。
スローガンには「読書がひらく 未来のとびら ~すべての子どもに生き抜く力を~」と掲げ、いわき市のすべての子どもたちに読書活動の恩恵が受けられるようまい進する。
(画像:いわき市の不読率の割合)