いわき市平で言えば、田町に集中しているのが「スナック」。もともとは軽食が食べられるバー「スナックバー」が語源で、起源には複数の説があるが、1964年の東京五輪に合わせて風営法が厳しくなった際、軽食を提供することで規制をかいくぐったという▼全国には10万軒以上のスナックがあるとされ、コンビニの約6万軒を大きく上回る。一見では入りにくい店構えも多く、かつては夜の街に詳しい方々のお供で新しい店を知ったものだ▼スナックは最近のレトロブームもあって、若い世代にも注目を集めている。そんな折、いわきが東京・南大山に月1回の「スナック」を開店するといったニュースは大きな話題を呼んだ。移住・定住の促進や関係人口拡大を狙いとしており、お堅い相談会ではなく、市内のプレーヤーをママ・マスターに招いて交流を深める▼定員を超える応募もあり、フックとしては成功だろう。ただ税金を使って、東京ではしゃいでいるのでは意味がない。効果はしっかり見極める必要がある。