忘年会シーズンに入り、酒を飲みながら交流を深めようという人たちで、市内の飲食店はにぎわっている▼そこで注意したいのが酒に酔ってのトラブル。昔ほどではないにしても、店の中で大きな声を出して口論するサラリーマンや、路上でふざけ合う若者の集団を見かけることがある。酔った上でのご乱行、許されるものと、そうでないものがある。酒は楽しく、周りに迷惑をかけないで飲みたいものだ▼問題なのは、飲食後の帰宅手段。このぐらいの酒なら大丈夫と、軽い気持ちでハンドルを握るようなことがあっては絶対にならない。酒の量にかかわらず体にアルコールが入ることで、運動能力は鈍り、自らの命はもとより第三者を巻き込んでの事故が起きないとも限らない▼悲しい新年を迎えないため、また他人を傷つけないために、「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」をあらためて心に刻みたい。10日から年末年始の交通事故防止県民総ぐるみ運動がスタートする。