先日、高久と夏井地区の青少年育成「教育講演会」がいわき新舞子ハイツで開かれた。講演会は、両地区民が一堂に会して青少年問題について考え共通認識を持ち、相互の連携などを深め青少年の健全育成に努めようと、毎年開かれている▼講演会では、高久小、夏井小、藤間中の児童生徒がそれぞれの体験を通して学んだことや感じたことを発表した。子どもたちは実にしっかりとした考え方をしていたのが印象的だった▼市教委では22年度から、「市人づくり教育懇談会」を立ち上げる。委員が家庭や地域の教育力の向上などに関して話し合い、学校、家庭、地域、行政が一体となった方策を検討し、教育長に提言する▼講演会の休憩時に、関係者が「この発表が楽しみ」と話していた。発表を聴くと、地域内で小さいころから見てきた子どもたちの成長が感じられるという。新たに立ち上げる懇談会は、ありきたりであるが、〝実のある〟懇談会にしなければならない。