今年は全国的に気象に異常がみられる。春先になっても、真冬並みの気温の日があったり、初夏のような温かさになるなど、寒暖の差が激しかった。いわきでも17日には中山間地を中心に雪が降った。ここに来てようやく、春らしい天気になってきた▼異常気象により、野菜が高騰しているという。2分の1や4分の1にカットしたキャベツの販売などがニュースをにぎわせていた。先日開かれた低温と日照不足にかかる農作物技術対策会議で、いわきでも今後、水稲や野菜、果樹の生育に影響が懸念されると▼日曜日、いわきの里鬼ケ城の桜まつりを取材した。驚いたのは、サクラがまだつぼみの状態だったこと。17日の雪の影響で開花が遅れているという▼サクラはそろそろ開花するとみられ、ライトアップもゴールデンウイークまで行われる予定。鬼ケ城山の山開きは5月3日。今年は、登山とともに、敷地内の約2000本のサクラを楽しむ姿が見られるに違いない。