お盆休暇が終わった。帰省を兼ねた旅行を楽しんだ人、どこへ行っても人人人で混雑するので、家でのんびりした人など、思い思いの休暇を過ごしたことだろう▼今年の夏は連日、記録的な猛暑。いわき七浜は大勢の海水浴客にぎわい、昨年より20万人多い80万人余の入り込み数を記録した。ほかにも小名浜の花火大会に七夕、いわきおどりと、市内各地で開かれた夏祭りにも観光客と思われる人たちの姿が数多く見られた▼その陰には地元の人たちの無償の働きがあったことを忘れてはならない。早朝からのイベント運営に駐車場整備と休み返上であたってくれた。「自分たちの住む街が少しでもにぎわいを取り戻してくれれば」と、語る地元の人たちの熱い思いには頭が下がる▼早いもので来週は9月。あっという間に秋の行楽シーズンを迎える。市内を訪れた観光客のリピーター率を上げるためにも、市民1人1人が遠来の客をおもてなしする心を持つことが大事だ。