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片隅抄

2010.11.06

 毎年11月に入ると、店はお菓子いっぱいのクリスマスブーツを陳列し、特設コーナーにはお歳暮用品が積まれ、店頭にカラフルな年賀はがきが並ぶようになる▼昔はこんなに早かったか? 季節感は人々の暮らしに欠かせないし、情緒という心の持ちようにかかわってくる。11月から年賀状の準備をしたり、夏のスイカが今食べられることの是非を論じてみたい▼祖先から受け継がれてきた年中行事が消滅しつつあることは前にも書いた。それらの中で今も盛大に行われているのは七五三、節句、成人式など商業主義に走ったものばかりだ▼先日、神社の関係者約200人が集まった会合があり、そのとき「現在も〝えびす講〟を行っている家庭は?」と問われて挙手したのは5、6人だった。年中行事に敏感であるはずの人でさえこうだ。鷽替え、早苗振、重陽の節句、鳥追い……。子供たちはその言葉の意味さえ知らずに育つ。文化は、こうして埋もれていく危機にある。

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