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片隅抄

2010.11.05

 山歩きには無縁のため、今年はキノコが豊作だという実感はない。詳しい種類も知らず、せいぜい山間部の取材ついでに直売所に並ぶ品を買い求める程度だ▼コロナ・ブックス『作家の食卓』(平凡社)の中に立原正秋の一文がある。「いためたのを備前焼の大皿あたりに盛り、すだちをかけると、これが松茸だ、という気がしてくる」。美意識にこだわった作家がマツタケをバター炒めで食す雰囲気が伝わってくる▼この本、いわゆる「食」に関心を持っていた作家の好物、行きつけの店などを写真と著作の引用から編集したものだが、立原の章では落ち着いた備前の皿、酒器が掲載され読み手の興味を大いにそそる▼その備前焼を紹介する森泰司さんの作陶展が本日から7日まで、平のヤマニ書房5階展示場で開かれている。同展では素朴で温かみのある壷、酒器、食器類など約100点を展示中。深まる秋、山海の幸を皿に盛り一献を楽しむ気分に浸るのもいい。

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