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片隅抄

2011.01.24

 文化は市井の人々がつくるもの――そんなことを普段の生活の中で感じることがある▼例えば、節分といえばまず「鬼は外、福は内」の豆まきが思い浮かぶが、近年は「恵方巻きを食べる日」と認識している人も多いのではないか。「恵方巻き」の習慣は90年代後半にコンビニが火付け役としてブームになり定着したといわれるが、今や土用の丑の日のウナギに負けない勢いを感じる▼また、この時期限定和菓子の「イチゴ大福」もそうだ。登場したのは昭和60年代だったと思う。かわいいイチゴを丸ごと大福もちの中に入れるという発想に、感動した覚えがある。今では、日本中どこでも売られている季節感あふれる定番商品となった▼これらは、一般市民の日常に潤いを与えるという点で、現代の新しい日本文化ともいえるのではないだろうか。そしてこうした暮らしの中の小さな楽しみが、大きな文化の潮流につながっていくこともあるのではないかと思えてくるのだ。

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