高齢運転者標識「もみじマーク」が、今月１日から四つ葉のクローバーをモチーフにした新しい運転標識「クローバーマーク」に代わった▼旧柄のもみじマークは枯れ葉みたいと、あまり評判が良くなかったが、今回の新マークは幸せの象徴四つ葉の中にシニアのＳを配置したデザインで、緑、黄緑、黄、だいだい色の４色を使い、活発な高齢者をイメージしている。対象は70歳以上で表示は努力義務となっている▼警察庁では、マーク表示の義務化も検討中とか。裏を返せば高齢者の事故が全国的に増加しているからだ。これまで何度もこの欄で書いてきたが、年を取れば体力や視認能力は低下する。それを認めたくない高齢者が少なくない。若々しい高齢者を見るのはうれしいが、こと運転に関しては自信過剰は禁物だ▼長きにわたって安全運転に努めてきた高齢運転者の方に失礼と思うが、身の安全のためにもマイカーに新マークの表示の徹底をお願いしたいものだ。
