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片隅抄

2011.03.26

 いわき市の広さを、今あらためて実感している。町ごと大津波にさらわれて壊滅した海岸部の悲惨な光景と、一部で倒壊の被害はあっても震災前とさほど変わらない様相の中心市街地や山間部との明暗に複雑な気持ちになる▼震災から15日。不足していたガソリンや食料品などの物資が少しずつ市内に入り始めて、閑散としていた道路に車が戻り、営業を再開する店も増えた。多少の不便さはあるが、ストーブで暖まった自宅で出来たての料理を食べ、水道が通って風呂にも入れる▼そんな市民がいれば、家族と財産を失い、震災以降ずっとプライバシーのない不自由な避難生活を強いられる人たちもいる。さらには、海からの津波だけでない、放射線という名の〝もう1つの目に見えない津波〟と闘わねばならない農業や漁業に携わる人たちも深刻だ▼震災後の今は明暗が分かれたが、復興に向けて市民が1つにならなければ何も始まらない。いわきの真価が問われている。

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