先週に引き続いて交通安全について。先日、通勤途中、車を運転していて、危うく自転車の高校生と衝突しそうになった▼並列の自転車を後ろの自転車が追い越そうとして大きく車道にふくらみ、抄子の車の前に飛び出してきたのだ。こちらは慌てて急ブレーキを踏み、止まった。自転車の高校生はちょっと驚いたものの、頭を下げるでもなくそのまま走り去っていった。もし後続の車が接近していたらと思うと、冷や汗が流れた▼今、夏の交通事故防止運動が県内で行われている。「子どもと高齢者の交通事故防止」を運動の基本に、3つの重点項目が掲げられている。その1つに「自転車の安全利用の推進」がある。安全な利用とは自らがルールやマナーを守ること。通り慣れた道だからといっても油断は禁物。いつ起きるか分からないのが交通事故だ▼明日はわが身。自転車、ドライバーとも、いま一度、安全運転を心に刻んで事故のないいわき市にしたいものだ。
片隅抄