いわき水産振興と江名郵便局によるふるさと小包「獲れたて 生さんまゆうパック」の第1便が2日、全国各地に向けて出発した。「負けるな東北、負けるな福島、負けるな生さんま」が合言葉▼サンマは、岩手県大船渡市で水揚げされ、脂の乗りも形もいいという。水産庁などのモニタリング検査でも、もちろん放射性物質は未検出。今年は予約開始時期を延ばしたことなどから、例年に比べ、受注量はやや少なめだった▼8月には、観光ナシ園もオープン。例年であれば、いよいよ秋の味覚の本番到来に胸が高鳴るところだ。今年は、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射能漏れが発生。食物への放射性物質汚染が広がっている▼以前、紅ズワイガニのゆうパックを利用し、先方に大変喜ばれたことがある。風評被害の払拭と、いわきの元気発信の一助になるよう、市外にいるお世話になった方たちに、今年は「生さんまゆうパック」を贈ってみよう、と思った。