2日間にわたり21世紀の森公園で開かれた「がんばっぺ!いわき復興祭」には大勢の市民らが足を運んだという。両日とも担当エリアでの取材が重なり、来場かなわず雰囲気に浸れることはできなかった▼さまざまなイベントの中には、夏の風物詩「いわきおどり」が含まれていた。当初、夏まつりのメーン行事を秋に行うことで会場全体にあの独特の熱気が生じるものかと疑問に思ったが、報道で知る限り杞憂に終わったようだ▼震災からもうすぐ7カ月。朝夕の冷涼な気配、漂うキンモクセイの芳香、炎のように咲くマンジュシャゲに深まる秋を感じる。払しょくされない不安も残るが各地の恒例行事も今が盛んだ▼あすから3連休がスタートする。勿来地区の催しは9日、四時ダム構内での地場産品青空市場、新調したみこしが練り歩く国魂神社例祭、10日にはうえだパティオ通りを会場に第27回歩行者天国が開かれる。南部地区の盛り上がりに期待したい。