週末、全国で一番にぎわったのは、東京スカイツリーだろう。着工から4年弱、待望の開業に日本中が沸いている▼関連書籍も実に多彩だ。観光ガイドをはじめ、建築過程を解説するもの、または景観に特化したものなど。中で面白かったのは、子ども向けに職業紹介をする絵本シリーズの『しごとば・東京スカイツリー』だった▼平成17年の設計士チームの結成に始まり、ツリー開業までにどんな仕事をする人がかかわったのかが、順番に紹介されている。鉄工員、溶接工、クレーンオペレーター等の工事関係者から照明コンサルタントや広報、周辺の商店主まで、幅広い人々の仕事ぶりが分かり、技術力・創造力など「人間の力」の大きさを、子どもたちに存分に伝えている▼ところで、スカイツリータウンに、エブリア内の雑貨店「パーティリコ」がソラマチ店を出店していると知った。話題のスポットにいわきの店がある―市民として、それだけもうれしくなる。