朝、町を歩いていると、自転車通学の学生をよく見かける。若いだけにペダルを踏む力も強く、人と人との間をけっこうなスピードで通り過ぎて行く▼この自転車が今、問題になっている。一部の人の無法運転が、歩行者を危険にさらしている。そこで警察庁では、30年ぶりに交通に関する教則を改正。走行中の携帯電話使用やかさ差し運転、ヘッドホンを付けての運転は危険な行為として、やめるよう強く指導することになった▼これからは入梅期を迎えるだけに、かさ差し運転が増えることが予想される。自転車の衝突事故ぐらいと軽く見ていたら大間違い。歩行者にけがをさせれば、場合によっては高額な賠償を請求されることもある。車と接触すれば自分だけが大けがをすることだって▼5月は「自転車月間」。全国で利用者に、ルールの厳守とマナー向上を呼び掛ける。月間は明日で終了するが、ルールやマナーを守ることは通年を通しての目標にしたいものだ。