県高野連いわき支部が主催し、いわき民報社などが後援する本社白鷲旗争奪第53回いわき地区高校野球選手権大会は11日に、湯本が17年ぶり4度目の白鷲旗を手にし幕を閉じた。雨で1日順延となったものの、何とか日程を消化できた▼今年は、全17チームが出場し、熱戦を繰り広げた。この大会は全国高校野球選手権福島大会前の最後の公式戦。本番前の各チームの調整に一役買ったと思う。これからの約1カ月間の練習が大事になる▼昨年は、いわき光洋がこの大会で優勝した勢いそのまま、夏の大会で創部初の4強入りを果たした。今年は敗れたものの初めて決勝にこまを進めた磐城桜が丘が台風の目になるか▼21日には、本番となる夏の大会の組み合わせ抽選会が開かれる。残念ながら今年はいわき勢のシード校はない。春の東北大会を制した聖光学院が盤石なのは言うまでもないが、いわき勢が聖光学院を破り、平成7年以来の甲子園に出場することを期待したい。