カツオが昨27日早朝に小名浜魚市場に水揚げされた。今季2度目の水揚げとなる。初水揚げ時は約6㌧で、今回は約10倍の約65㌧が水揚げされた▼カツオは、地元の第22寿和丸が東京・八丈島沖で漁獲した。今回も、簡易型の放射能分析装置、精度の高いゲルマニウム半導体検出器で放射性物質を検査し、流通させた▼市内のスーパーなどでカツオを販売するという話を聞いて、夕方、スーパーや鮮魚店を訪れた。店内には、「福島県産」「小名浜港産」などと書かれたカツオが販売されていた。ある店では、漁獲船や漁獲場所を記した地図、放射性物質検査結果などを掲示していた。早速、買って帰り食してみると、どこか懐かしい感じがした▼先日、相馬双葉漁業協同組合が3魚種について、販売・流通を伴う試験操業を始めた。相馬市のスーパーなどで、消費者が地元産の魚介類を買い求める姿が報道されていた。農産物であれ水産物であれ、やはり〝地元産〟はいい。