7月27日に開幕し、今月12日までの17日間にわたり、26競技・302種目で熱戦を繰り広げたロンドン五輪。日本は、過去最多だったアテネ五輪を上回る38個のメダルを獲得した▼閉会から約1週間後の昨20日には、メダリストが2階建てのオープンバスに乗り、東京の銀座通り口交差点から銀座八丁目交差点までの約1㌔をパレードした。テレビのニュースで見たが、メダリストたちということもあって、みな笑顔のいい表情をしていた▼19日には、日本で初開催となるサッカーのU―20(20歳以下)女子ワールドカップ(W杯)が開幕。初戦の日本はメキシコに4―1と快勝し、優勝に向けて好スタートを切った▼ロンドンとは時差が8時間あり、決勝などいい場面は未明から明け方の放送で、期間中は寝不足気味だった。今回のパレードを機に、2020年大会の東京招致に弾みがつくに違いない。時差を気にせず本大会が楽しめるよう、東京開催決定を期待している。
片隅抄