今朝起きてびっくりした。情報番組を見ていたら、午前4時5分ごろ、宮城県沖を震源とするマグニチュード(M)5・7の地震があり、仙台市宮城野区や南三陸町で震度5強を観測したという▼この地震は、東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震の余震とみられる。いわきでは震度2だったが、全く気づかずに寝ていた。もし何かあったらと考えたらぞっとした▼内閣府は昨29日、東海沖から四国沖の「南海トラフ」でM9クラスの巨大地震が発生した場合、冬の深夜など、30都府県で最大32万3000人が死亡するという被害想定を発表した。非常に衝撃的な被害想定だった▼9月1日は「防災の日」。いわきでも県いわき地方総合防災訓練が行われる。通常の訓練のほか、今回は震災での津波被害を教訓に、四倉、江名、関田、九面地区で初めて津波避難訓練も行われる。震災を経験しどんな場面でも迅速な行動ができるよう、訓練の重要性を再認識した。
片隅抄