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片隅抄

2025.03.12

福島、宮城、岩手と東北3県に深いつめ跡を残した東日本大震災から14年が経ち、震災への関心は年々薄れ、支援も縮小している▼ただ、現実は震災で受けた建物や道路などの、ハード面の整備はほぼ終了したが、福島原発事故で出た除染土や処理水の問題は、今もって解決の道筋が見えていない。地域経済も厳しいままで、帰還後の住民生活を営むためのコミュニティー作りと課題は多い▼そんな中、「いわき震災伝承みらい館」で保管されていた津波の遺留品が昨日、慰霊法要でたき上げられた。市はランドセルや写真などの遺留品の劣化が進み、保存が難しくなっているためと、理由を説明する。大震災以降、日本は度重なる地震、豪雨などの自然災害によって日々の生活が脅かされている▼震災の記憶の風化が進む中、記憶を呼び起こすための、遺留品や被害建物の保存は今後さらに重要な意味を持つ。80年経った今も、原爆ドームは反核、反戦を訴えている。

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