いわき市が合併してから12回目となる市議選が2日告示され、7日間にわたる選挙戦がスタートした。まちなかでも選挙カーの支持を訴える声が響いている▼今回は定数が37に削減されて初めての選挙。定数37に対し、現職30、元職1、新人10人の41人が立候補している。41人の各候補者とも当選目指して、しのぎを削っている▼選挙ムードはまだあまり盛り上がっていないように思う。告示日の2日、市役所で遊説に向かう前の陣営関係者と話すと「選挙がいつあるのか聞かれた」「選挙自体あることが分からない人もいる」などの話を聴いた▼いわき市では東日本大震災後、初めて行われた昨年11月の県議選の投票率は44・64%で、とうとう50%を割り込んだ。19年の前回からは8・60ポイントと大幅に下がった。20年に行われた前回の市議選の投票率は58・20%。市議選は、市民の代表を選ぶ最も身近な選挙と言われている。投票率アップに何かいい方策はないものか。