任期満了に伴う市議選の投票が9日に行われ、即日開票された。東日本大震災後、定数が3削減され、定数37となって初めての市議選。どんな選挙になるか、興味津々だった▼現職30、元職1、新人10人の41人が立候補し、37の議席を争った。結果は、現職28、元職1、新人8人が当選を果たした。強いと言われる現職が2人落選したのが残念だったが、それだけ新人の勢いが勝ったということか▼気になっていた投票率は、50・05%で、何とか50%台は維持した。だが、依然として有権者の関心は低く、過去最低だった前回(20年9月)から8・15ポイントと、大幅に下がった▼市民の代表である37人の新議員。市民の立場・目線に立ち、市政のチェック機能を果たすことが求められる。これからいわきではさらに、本格的な復興に向けた動きが加速される。獲得した1票1票に市民の期待が込められていることを肝に銘じ、山積する市政の課題解決に力を尽くしてほしい。