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片隅抄

2012.10.23

少し前まで、夏日を観測するなど、汗ばむような厳しい残暑に見舞われていた。朝にやや肌寒さを感じることもあるが、10月も半ばをすぎてようやく、過ごしやすくなってきた▼「実りの秋」。消費者への信頼を確保しようと、先月から、24年産米の放射性物質の全量全袋検査がスタートした。昨年は、知事が安全宣言したあとに、放射性物質が検出されるなど、県産米への信頼性が揺らいだこともあった▼東京電力福島第一原子力発電所事故の影響は、事故から約1年7カ月経過した今でも暗い影を落としている。日ごろの放射線量はもちろん、いわきの特徴である新鮮な農産物、魚介類、観光産業などへの風評被害は計り知れない▼風評被害の払拭に向けては、地元から安全性を発信し続けていかなければならない。市場に出回っている食品については、放射性物質は規制値以下か未検出。「食欲の秋」を満喫するためにも、いわき産食品を積極的に食べよう、と思った。

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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