日本漢字能力検定協会が先日、恒例となっている今年の漢字を発表した。今年1年の世相を表す漢字として、第1位に選ばれたのは「金」だった。2位以下は「輪」「島」「領」「乱」が続く▼今年は、932年ぶりに観測された金環日食、ロンドン五輪の日本人選手の活躍、消費税増税や電気料金の値上げなど、「金」にまつわる出来事が多かったことが理由に挙げられている▼個人的には「疲」だった気がする。内勤となり、毎日の業務に追われるとともに、さまざまな場面での調整や毎日の紙面づくりなど、非常に神経を使い、精神的にも追い込まれた1年だったと思う▼昨26日、第2次安倍内閣が誕生。本県選出の森雅子参院議員が少子化・男女共同参画・消費者行政担当相として入閣した。安倍氏の経済政策の期待感からか、円安・株高が進行した。今年も残すところあとわずか。5回寝ると新年を迎える。来年こそは、景気回復が実感できる年になるよう願っている。