13日は、朝から驚いた。起きてテレビをつけてみると兵庫県の淡路市で午前5時33分ごろ、震度6弱の地震があったと報じていた。震源地は淡路島付近で、震源の深さは約15㌔、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・3だった▼また阪神・淡路大震災が起きたのかとテレビにくぎ付けになった。瓦が落下した家屋や小学校校庭の地割れなどを映していた。消防庁災害対策本部がまとめた資料によると、14日午後7時半現在、住宅損壊などの被害が1800棟超に上っている▼淡路での地震に驚いていたら、いわきでは14日夜に嫌な揺れを感じた。福島県沖が震源地で、深さは約50㌔、Mは5・2、平、三和町、錦町で震度3だった▼東日本大震災以降、特に地震や津波には敏感になった。初期微動から、すぐに身構えるくせがついたようだ。揺れが収まったあと、今の揺れがどのぐらいの震度だったかも推定できるようにもなった。変なことに慣れたくはないのだが。
片隅抄