3連休の後、4連休と続いた今年の黄金週間は好天に恵まれ、観光地は大勢の家族連れでどこもにぎわいを見せていた▼市内ではこの時期、四倉諏訪神社をはじめとして各地で例大祭が行われ、元気な掛け声とともにみこしが町内を練り歩いた。抄子が住む地域でも恒例の桜まつりが開かれ、軽トラの荷台に載った子どもみこしと一緒に、子どもたちが町を一周した。そんな子どもたちの姿を見ているとこちらも楽しくなる▼ただ、残念なことに子どもの数より、付き添いの親の方が多く「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声も子どもの声より、親の声ばかりが響いていた。こんなところにも少子化の影響が…▼県が発表した15歳未満の子どもの数は前年より7757人減って、24万9151人で1950年以降、初めて25万人を割ったという。本県の場合、原発事故で県外避難している子どもたちが多いだけに、まずは事故処理を急ぎ安心の地域にすることが大事だろう。
片隅抄