任期満了に伴う市長選が1日告示され、7日間の舌戦がスタートした。現職に新人3人が挑む構図で、各候補者とも選挙カーで市内を巡り、市内で政策などを訴えている▼平成21年の前回は、現職と新人の一騎打ちで、県議補選、市議補選も加わった〝トリプル選〟だった。有権者の関心は低く、投票率は17年の前々回から13・28ポイント減少の56・02%と60%を割り込んだ▼今回は4人が立候補している。市長選に4人が立候補したのは、昭和41年10月に行われた合併後初の市長選以来となる。4人が立候補したことで投票率が上がるのか下がるのか、行方も気になるところ▼投票率は東日本大震災後、軒並み10ポイント前後下がった。7月の参院選は約5ポイントと、下げ止まった感はあるが、市長選はどうなるか。震災、原発事故からの復旧復興政策も大きな争点の1つ。将来のいわき市を任せるリーダーを選ぶ大事な選挙。各候補の政策をよく聴いて、投票に行こう。