ことしのプロ野球は〝新人〟たちの活躍が目覚ましい。藤浪(阪神)、大谷(北海道日本ハム)といった高校ルーキーが期待通りの働きを見せれば、既に15勝を挙げている小川(東京ヤクルト)や菅野(巨人)、則本(東北楽天)らも堂々とエース級の活躍だ▼市内のスポーツ界でも、今は〝新人〟たちが活躍をする季節だ。柱だった3年生が部活を離れて、そのあとを1、2年生たちが受け継ぐ。地区大会の多くは来春の選抜大会につながっているから熱も帯びる▼ただ、どの競技を見ても部員数が少なすぎる。3年生が抜け、大震災の影響が今も続いているとはいえ、この部活離れはいったいなんだろう。閑散とした試合会場や連合チームが当たり前になったトーナメント表を見ると、さみしくなってくる▼この秋、その手腕に大きな期待がかかる大物〝新人〟がもう1人いた。清水敏男新いわき市長だ。〝新人王〟のような活躍を市政の場で発揮してくれるだろうか。