ついこの間まで猛暑の話題でいぱいであったのに、時の移ろいは早いもので山里はすでに紅葉シーズンを迎えている▼寒暖の差がこうも大きくなると、気になるのが服装である。地区ごとに載っている本紙天気欄は、気温はもとより、雨情報も含めてこれまで以上に気をつけて目を通すようになった。特に、県民にとっては雨によって原発敷地内にあるタンクから汚染水が漏れないかと、悩みの種は尽きない▼それにしても、身の回りに起きる事象が、あまりにも常軌を逸脱したものが多くはないか。集中豪雨に竜巻、土砂災害。後を絶たないストーカー事件、犯罪の残酷さなど挙げればきりがない。予想外のことが続いている▼政治の世界では安倍政権の支持率が相変わらず高い。政府は景気は確実に上向きと判断するが、地方までその恩恵が受けられるにはまだ時間がかかりそうだ。時のたつのは早いもので、今年も2カ月あまり。最後ぐらいは穏やかに過ぎてほしい。