第93回全国高校ラグビー大会が27日、花園ラグビー場で開幕する。2年連続14度目出場の平工は福井県代表の若狭と対戦する。同校とは84回大会でも激突、この時は逆転負けを喫しているだけに、今回はリベンジしてもらいたい▼一方で、花園への道が絶たれたチームでは、3年生が抜けた後の、1・2年生主体の新チーム結成に向けて動き出していることだろう。指導者と話をすると部員不足が悩みの種と言う。少子化が進む中、団体種目の宿命ともいえる。これは人気スポーツといわれるサッカー、野球なども同様だ。こうなると個々の競技のワクにとらわれることなく、団体種目にかかわる各団体が連携を図り、組織的に団体競技人口の拡大に、努めることが重要になってくる▼さて、平工は大会2日目の28日に初戦を迎える。選手たちにはこれまで蓄えた力を晴れの舞台で存分に発揮してほしい。郷土の誇りを胸に戦う選手たちに、いわきから熱い声援を送りたい。