日曜日は日直で、小川地区の2014年新春交歓会を取材した。交歓会の前に、「小川の歌」を出席者が斉唱していた。地区に伝わる歌に驚いた▼小川の歌は、昭和22、23年ごろに、草野心平が帰郷中に作詞したという。1番「美しきむらよ 小川」、2番「生産のむらよ 小川」、3番「明朗のむらよ 小川」がそれぞれ最後のフレーズ。さまざまな場面の小川地区が歌詞に取り入れられており、小川町の良さをあらためて感じられた▼日曜日はほかに草野地区の成人祝賀駅伝とみんなで走ろう大会も取材した。強風が吹き荒れる中でも、子どもたちが一生懸命走る姿が印象的だった。駅伝は64回、走ろう大会は25回と、長年続く地区の伝統行事。こうした行事が地区を1つにしていくと思う▼各地区での取材を通してそれぞれの地区の良さを再認識することも多い。14市町村が合併して誕生したいわき市。それぞれの地域の特長を生かしたいわき市になっていってほしい。