車と車、車と歩行者の事故に加え、近年はそこに自転車が絡む事故が増え、自転車の交通違反者に対する取り締まりが強化されている▼先日も車を運転していてドキッとしたことがあった。自転車の２人乗りでも危ないのに、片手運転の上、もう一方の手には携帯が握られ、だれかと通話している様子。ほかにも後ろを見ずに道路を横断したり、歩道を平然と走る自転車。ほとんどが高校生だが、最近は高齢者の交通マナーの低下を指摘する人も少なくない▼15日に終了した春の全国交通安全運動でも、重点目標の１つに掲げられていたのが「自転車の安全利用の推進」。飲酒運転や２人乗り、カサさし運転の禁止などを訴えていた▼これからは外歩きには最適の時期を迎える。ドライブや街中での散歩を楽しむ人が増えるだけに、自転車の運転には十分に注意したい。「交通ルールやマナー、守るあなたが守られる」。これは車、歩行者、自転車すべてに共通することだ。
