映画「超高速!参勤交代」が6月21日から全国250館で公開される。映画は、江戸時代にいわき市内に実在した湯長谷藩主の内藤政醇公を主人公にしている▼小藩である湯長谷藩が幕府から、無理難題を押し付けられ、通常8日間はかかり、莫大な費用を要する参勤交代を4日で行うよう命ぜられる。映画では無理難題を押し付けられた湯長谷藩が英知を結集し、この難局を乗り切るというストーリー▼応援する会では先日、ご当地映画の機運醸成を図ろうと、湯長谷藩館跡地のお堀でお掃除大作戦を展開。一般市民ら約150人が参加し、ごみ拾いや草刈り作業などに汗を流した▼ご当地映画の公開は喜ばしいことだが、ロケ地が新たな観光資源になりうることも考えると市内でのロケが行われなかったことは少し残念だった。公開初日に合わせ、いわき市から東京まで徒歩で移動する〝リアル参勤交代〟も行われる予定となっている。さらなる盛り上がりに期待したい。
片隅抄