17日で市内の海水浴場開設期間が終わり、いわきの海水浴シーズンが幕を閉じた。市が発表した入り込み客数を見ると、メーン会場の勿来が1万6089人、四倉が1万340人の合わせて2万6429人となった▼勿来は5849人、四倉は3055人の計8904人減少した。梅雨明けは、昨年より10日早かったものの、不安定な天候や開設期間が昨年より6日間短かったことが減少の要因とみられる▼厳しい残暑が続いているが、海水浴場の開設期間が終了したことで、〝いわきの夏〟も一段落。明20日には、いわきの夏まつりの最後を飾る「夏井川流灯花火大会」が開かれ、夏のイベントの終わりを告げる▼市内9海水浴場のうち、開設されたのは昨年に引き続き、勿来と四倉の2カ所。安全対策、環境衛生、公共工事の影響などを総合的に勘案して決められた。来年以降、1カ所でも開設場所が増えていき、東日本大震災前の賑わいと海水浴客の誘客を期待したい。