通勤途中、車にひかれたイヌやネコなどの小動物の死骸を目にする。ひかれてまだ間もないものから、何度も車のタイヤに踏みつぶされ、形をとどめない肉の塊と化したものまでさまざまだ▼家族同然に思っている飼い主にとって、もし自分が飼っているペットがそのような形で命を落としたと知ったら、さぞ嘆き悲しむことだろう。愛情を持ってペットを育てている飼い主がいる一方で、ルールやマナーを守れない無責任な飼い主もいる▼放し飼い禁止の公園で鎖を外したままで遊ばせたり、散歩中にフンを放置したままにする飼い主と。もっとひどいのは、ペットが大きくなり過ぎて扱いきれなくなって捨ててしまう。ペットも生き物。病気にもなれば年だって取る▼「宣言!無責任飼い主0宣言」を年度テーマに、今月20日から「動物愛護週間」(26日まで)が始まる。飼い主はかわいいだけで飼うのではなく、最期まで面倒をみる責任と覚悟が強く求められる。