禁煙を始めて半年になった。きっかけの最大の理由は消費税増税。健康を考慮したわけではないが、健康増進法なる法律も施行され、愛煙家には厳しい世界になったと言うこともそれに拍車をかけた▼愛煙家たちの肩身が狭くなってきたのは、平成の時代に入り、公共機関での禁煙が進んできたころだった。「受動喫煙」という言葉が示す通り、直接たばこを吸わなくても、無意識のうちにその副流煙を吸わされているというのが社会問題になり、「嫌煙権」が叫ばれたころでもあった▼今では、公共機関では完全に禁煙になった。ただ、やみくもに喫煙者を締め出すのではなく、「分煙」と言う手段にて喫煙家の立場も守られている▼大事なのは、「マナー」だろう。自分も含めて、副流煙のことまで考えていた喫煙者はどのくらいいただろうか。周りを思いやる気持ちの余裕を持って行動したいものだ。これはたばこだけにとどまらず、すべての社会生活の基本になる重要な事だ。