このところ新年会が続き、宴会も少し食傷気味。そうはいっても根がアルコール好きだけに痛飲を繰り返してしまう▼この時期の恒例行事の1つに、隣組の新年会がある。最盛期のころは長時間にわたって行われた。ところがわが隣組も少子高齢化の影響で出席者は年々減り、数年前から休止状態が続いている。現役で働く身にとっては、近所といっても顔を合わせる機会は少なく、新年会は地域の人たちとのコミュニケーションを取る場としては絶好の集まりだった▼ところが震災後様相は一変。転入者などほとんどなかったわが団地にも、避難者が求めた住宅が立ち並び、住民が増えた。ただ残念ながら道ですれ違っても、知らない顔なのであいさつをちゅうちょしてしまう。コミュニケーション不足からいわき市民と、避難の方とのあつれきがあると聞く。こんなところにも原因の一端があるのではないか▼今年は転入者との交流の場がつくれないかと、日々考えている。