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片隅抄

2015.02.12

東京で予備校に通っていたころの唯一の娯楽は映画だった。当時下宿のあった大塚には、1000円で2本立ての名画が観られる映画館があり、顔を覚えられるほどの常連になっていた▼中でも、60から70年代のアメリカ映画である「アメリカン・ニューシネマ」の魅力に取りつかれていた。「タクシー・ドライバー」や「俺たちに明日はない」など、単なる娯楽ではなく、作品1つ1つに訴えかけるテーマがしっかりしていた。反対的な若者の心情に共感したのかもしれない▼現在はと言えば、CGやSFXを最大限に駆使した映像美が特徴と言ってもいい。時代がそうさせたのかもしれないが、「娯楽」優先の作風には少々疑問が残る▼名画を上映し続けてきた、有楽町にある「有楽座」が今月いっぱいで閉館するという。時代はDVD化を迎え、映画のスクリーンは家庭の大画面テレビに代わりつつある。仕方ないことだが、フィルム独特の「しずる感」が見られないのも寂しい。

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