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片隅抄

2015.02.16

昭和53年に製作された「翼は心につけて」という邦画がある。中学卒業の春に、映画館に足を運んだ作品だ。先ごろテレビ放映され、三十数年ぶりに再視聴した▼石田えりが演じた主人公は、最初に見た時の自分と同じ中学3年生。彼女は骨肉腫で片腕を切断するも、「ケースワーカーになりたい」という目標を胸に高校を受験、合格を果たすが、結局がんが転移し、入学式を待たずに他界してしまう物語だ▼病魔と闘いながらも夢を抱き、命の限り努力を続ける姿が、同じ年ごろだった自分に大きな衝撃を与えたことを覚えている。高校進学を前に、「頑張れ」と背中を押されたような気持ちになった▼長い年月を経て再び見た作品に、残念ながら、感受性が豊かだった15歳のころのような思いを抱くことはなかった。当然でもある。だからこそ「その時だから得られる感動を大事にしてほしい」―この思いを、人生の折り返しを過ぎた今、若い人々に伝えたく、記してみた。

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