明11日で甚大な被害をもたらした東日本大震災の発生から、4年を迎える。日曜日の8日には、市内各地でも震災犠牲者を追悼する行事が行われた▼市主催の「3・11いわき追悼の祈りと復興の誓い2015」と、県いわき地方振興局主催の3・11ふくしま追悼復興記念行事「キャンドルナイト『希望のあかり』inいわき」を取材した。実際に献花をして、あらためて震災について考えるとともに、震災犠牲者の冥福を祈った▼キャンドルナイトでは、当日参加者に書いてもらったメッセージカップ2000個に灯がともされた。カップには「福島に生まれてよかったと思える日が来るように力を合わせて頑張りましょう」「3・11を忘れない いわきにきれいな海を」などの思い思いのメッセージが▼震災から4年。復興事業は着実な歩みを見せてはいるが、原発事故による風評はまだ根強い。真の復興に向け、心の復興とともに、風評払拭にも取り組んでいかなければ。