県内初の国際首脳級会議「第7回太平洋・島サミット(いわき太平洋・島サミット2015)」が22、23の両日、ホテルハワイアンズで開かれた。「福島・いわき宣言」を採択し、閉幕した▼宣言では冒頭で、安倍晋三首相がいわき市で開催することの意義を強調したほか、首脳からはいわき市を訪問する貴重な機会を得られたことに感謝し、着実な復興を認識するとともに、市民や県民の不屈の精神とたゆまぬ努力を称賛した▼首脳プログラムの薄磯地区視察と、サミットを取材した。首脳と夫人たちは、薄磯地区の被害状況と復興の状況の説明に、真剣な表情で聞き入っていたのが印象的だった▼2日間の食事で提供された福島県産野菜も人気だったほか、特に日本酒が大好評だったという。各国首脳は市民らの歓迎、特に子どもたちの歓迎に感激し、心に響いたとも。サミット開催を通して、いわきの安全性や魅力、復興に向けた姿などが国内外に発信されたと思う。