空気が乾燥して火災が発生しやすい時期を迎えている。市内でも住宅火災が相次いでいる。火の取り扱いには十分な注意が必要だ▼消防庁によると、平成26年に全国で発生した建物火災は、1月が最も多く2439件で、以下4月、3月と続く。冬場だけでなく春先にも火災が多く発生する傾向にある。そんな中、1日から1週間の日程で行われる「春の火災予防運動」はタイミング的にも効果的だ▼今運動の重点目標の1つに「住宅防火対策の推進」が挙げられている。住宅火災で亡くなる一番の原因は逃げ遅れ。特に就寝中は火事に気付きにくいためこの傾向が強い。そこで消防法の改正によって、住宅火災警報器の取り付けが義務化された。読者の皆さんの家にも火災警報器が付いてるはずだ▼ただ、火災警報器の不具合や単純な電池切れということもある。気づかないでいると、いざという時に大変なことになる。今運動を機にわが家の防火対策を確認しては。